ネット・フォーでは，「ＳＬＡはお客様ご自身で作成するもの」と考えております。これには次のような理由があります。

• 同じように見えるサービスでも，サービスの品質を規定するものは企業によって異なる。
  
  
• 同業種であっても，企業ごとにコアコンピタンスは異なる。

　ネット・フォーの役割は，ＳＬＡそのものを直接作成することではなく，ＳＬＡの作り方に対するアドバイスや，必要な知識・情報の提供を行い，「お客様ご自身がＳＬＡを作成する」ための仕組みづくりを支援し，お客様のビジネスを成功に導くことです。

　具体的には，まずＳＬＡの標準（テンプレート，ガイドライン等）を策定し，これを適用してＳＬＡを構築していきます。

　ＳＬＡ標準の作成は，サービスレベルマネジメント活動を通じて，ＳＬＡを定期的に見直す過程でも非常に有効となります。

　※参考

ＳＬＡに対するネット・フォーの考え方については，「レポート」の　ＳＬＡとは何か　をご覧下さい。

　おおきく２つのステップに分けて進めます。



　１つめは「標準の策定」です。ここでは，ＳＬＡ標準（テンプレート，ガイドライン等）を策定します。

　ＳＬＡの構築は，現場の担当者を含め，多くの関係者が参加する活動となります。したがって，実際のＳＬＡ構築に入ってから混乱することのないよう，事前にＳＬＡの作成やＳＬＭの運営について取り決めておく必要があるのです。

　標準化は，標準策定チームを設置して推進します。

　２つめは「ＳＬＡの構築（標準の展開）」です。ここでは，策定された標準に従い，ＳＬＡを実際に構築します。

　ＳＬＡの構築は，サービスレベルマネジメント事務局（ＳＬＭを推進する組織）が主体となって進めていきます。